【映画】「セッション」観ました
2018/03/29
週に1つ映画を観ているのでその感想でも。
今回は「セッション」。
作品
ブログのコメントでおすすめ頂いた、アメリカで2014年10月に公開されたドラマ映画。アカデミー賞5部門ノミネート3部門受賞作品。Amazonプライム会員なら無料。
あらすじ
主人公は名門音楽大学1年生で19歳のジャズ・ドラマーのニーマン。ニーマンはその音楽大学で最高峰のスタジオ・バンドを率いる鬼教師のフレッチャーの目に留まりバンドに招かれるが、待ち受けていたのはまるで軍隊のような厳しい指導だった。
劇中では突っ込んで戦えこのウジ虫!みたいなセリフがバンバン出てくる。
今時珍しいスパルタ指導だが、徐々にニーマンはその才能を開花させていく。ちなみにフレッチャーはお笑い芸人のバイキングの小峠に髪型が似てる。
のほほんとした感想
ごく最近から色々な曲を聴くようになった(きっかけは音楽を聴くと脳に良いだの筋トレ効率が上がるだのの記事を読んだこと)ので丁度良いと思いこの映画を視聴した。
聴いているとはいえ楽器のことはよくわからないため練習中の描写では「テンポに寸分の狂いも許されないほど厳しいのかぁ」とか、「怪我するまで練習したら逆に良くないんじゃないかなぁ」なんてことを思いながらのほほんと見ていた。
途中印象的だったのはニーマンが彼女に別れを告げるシーン。あんなにかわいい、本当にかわいい彼女に「きっと君は僕の足を引っ張るから」と振ってしまう。足を引っ張る描写が必要最低限だったのでさすがにニーマンがぶっとんで見えた。かわいいのに…。彼女の存在は真剣にドラムに打ち込む(ドラムだけに!?)ニーマンと、何をしたいのかすら分かっていない人間との対比だと思う。
本気ということ
大抵の鬼教師というキャラクターは厳しい中にも生徒を思う深い愛情があるものだが、フレッチャーにはそんなものは最後まで感じられなかったのが斬新だった。優れた奏者にはあったかな。
ニーマンの傲慢な態度(ニーマンだけに!?)やフレッチャーの指導方法はどうかと思ったものの、本気で何かに取り組む時の思考に関しては共感できた。
ラストシーンでもしニーマンがステージに戻らなかったら、パパはきっとあの演奏でも「上出来だ」と励ましてくれたかもしれないな。