【映画】「アリスのままで」観ました
週に1つ映画を観ているのでその感想でも。
今回は「アリスのままで」。
映画のお勧めがあればコメント欄へぜひ。洋画はAmazonレンタルに吹替版があれば見ます。
作品
2014年公開のアメリカ映画。Amazonプライム会員なら無料。
あらすじ
50歳の言語学者アリス(ジュリアン・ムーア)は、医師である夫ジョンと3人の子どもたちと充実した人生を送っていた。しかしある日から、大学での講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に家に戻るルートがわからなくなるなどの異変が現れ戸惑う。やがて若年性アルツハイマー病と診断された彼女は、家族からサポートを受けるも徐々に記憶が薄れていく。そんな中、アリスはパソコンに自分が残したビデオメッセージを発見する……。(Amazon商品紹介ページより)
主演のジュリアン・ムーアの高評価が目立つ。
今日のおやつ
今回食べたおやつはこちら。
チキンラーメンのポテトスナックというのが珍しかったので購入。フレーバーのアクマのキムラーとは漫画家の谷口奈津子先生がTwitterで投稿した"悪魔級のおいしさ"として話題になったキムチとチキンラーメンのやみつきレシピからきているとのこと。細長いポテトが特徴でカラムーチョを連想させる。味も少し辛さを抑えたカラムーチョと言ったところ。それでも十分辛かったけども!
忘れるということ
主人公のアリスは言語学の教科書を作成するほどの著名な大学教授。そのアリスが若年性アルツハイマーに侵され日々少しずつ記憶を失っていく。本作ではそこまで大きな事故や事件があるわけでもなく、ただただ淡々と症状が進行する様子が描かれている。むしろそれこそが病気の怖さを物語っているように思える。
実際にはアリス自身の手によって事件を起こしそうな場面もあったのが、その決断すらも病気によって忘れてしまう。そもそもきっかけ自体が想定したものと大きく外れていたので、この病気に抗うことがいかに難しいかという演出だったのかもしれない。
愛だよ愛
皮肉だったのが認知症が進行するにつれて次女との確執がなくなっていくところ。さらにはおそらくこれまでアリスにとって興味の薄かった演劇へも関心を示し始めたところだ。おそらく演劇は知性ではなく感情に響くため、記憶とともに知性が低下しても楽しめたのではないだろうか。
映画全体の雰囲気が家族を含め全体的に暖かいものだったので悲壮感が緩和されていたが、ところどころに認知症患者の苦悩や家族の苦労が散りばめられていたように思う。終わり方は思わず「これで終わり!?」と言ってしまったくらいあっさりした幕引きだったものの、これまでの確執や執着から解放されたようにも見えるアリスはこのまま天国に直行しそうなので良かったのかも!?