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【映画】「グラン・トリノ」観ました

週に1つ映画を観ているのでその感想でも。
今回は「グラン・トリノ」。

作品

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あらすじ

朝鮮戦争の退役軍人で、自動車工として勤め上げたウォルト・コワルスキーには、引退後の日常も近所の変わり様も、すべてが面白くない。中でも気に食わないのが、東南アジアからの移民であるモン族の隣人たちだ。しかしある事件が起こり、ウォルトは図らずも暴力と脅しを生業とする地元のギャングから彼らを守ることになる。(引用元:Amazon商品ページ)

今日のおやつ

喉の調子が良くないので今回はスナック菓子はおやすみ。代わりに食べたのはこちら。

「喉が痛い」でグーグル検索して出てきた記事でオススメされていたオーストラリア産のハチミツ。歌手の人が喉の調子が本当に悪い時に人さじ舐めるとのこと。その記事で龍角散のど飴もオススメされていたのでこれはと思い購入。MGOの数値が大きいほど抗菌採用が強いらしく値段も高め。効果はそれなりにあった。詳しくは知らないが金属製のスプーンを使うと効果が下がるみたいなので木製かプラスチック製のスプーンを使うと良いとのこと。がっつりハチミツなので当然映画の視聴中に全て平らげたわけではない。

ウォルトという老人

主人公のウォルトは偏屈で頑固な老人。ステレオタイプのアメリカ白人といった様相で、口が悪くナチュラルに人種差別はするしムカツク相手の目を見ながら道に唾を吐いたりするしすぐ人に銃を向ける。息子や孫との折り合いも悪く、理解者であった妻も亡くなった今となっては飼っている犬だけが信頼できる家族といった状況。

しかし家族の状況とは裏腹に友人は多く、友人達とはお互いに憎まれ口を叩くこと自体を楽しんでいるようで人種差別すらも話の種の一つにすぎないように思える。実際、隣人のモン族にも理解を示したし、結局何の事はないただの昔気質で真面目なクソジジイだった。そんなウォルトと隣人のタオとの交流は、ウォルトの人柄を知ることができて微笑ましかった。

不器用ですから

物語はウォルトが引き起こした事態(ウォルトが何もしなくても結局同じ事件が起きたのかもしれないが)をウォルト自身がケリを付けることで幕を閉じる。この結末は一見悲しいものだが、ウォルトにとっては過去にもケリをつけられる良い結末だったのかもしれない。

一番好きだったのはウォルトと床屋が憎まれ口を叩きあうシーン。一通りやり取りを終えた後に床屋が楽しそうに笑うところにこの2人の関係性を感じた。タオを鍛えるために連れてきたのもこの床屋だし、最後の最後に髭剃りを頼んだのも良かった。

全体を通して大どんでん返しのようなものはなく王道な展開ではあったが、クソジジイの不器用な優しさが沁みる良い作品だった!

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