【映画】「アヒルと鴨のコインロッカー」観ました
週に1つ映画を観ているのでその感想でも。
今回は「アヒルと鴨のコインロッカー」。
作品
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あらすじ
主人公は大学入学のために仙台に引っ越してきた新大学生、椎名。アパートに引っ越した当日、自分のアパートの部屋の前でボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら段ボールを片付けていると隣に住む河崎と名乗る男に声をかけられる。
椎名はどこか掴みどころのない不思議な雰囲気の河崎から突然「隣の隣に住むブータン人のために本屋を襲って広辞苑を奪うのを手伝って欲しい」と頼まれるが…。
せっかくなのでこの記事は劇中で神様の声と評されていた「風に吹かれて」を聴きながら書いている。
伏線と回収
主人公の椎名は少し気が弱い普通の大学生。一方、河崎は喋り方が少し独特で、その内容も本当か嘘か曖昧な人物。物語の冒頭ではなんだかよくわからず「ファンタジーじみた作品なのか?」と思っていた。
しかし物語が進み真相が分かったとき、河崎の語りや行動の理由、さらに最終的には映画のタイトルまで全て説明がついたのは見事だった。映画のジャンルがミステリーとなっていたが、終始その謎は椎名ではなく視聴者に向けられていたようだ。
ネタバレをしない感想
もしかしたらこの記事を読んで観てみようと思う人がいるかもしれないのでネタバレは避ける。真相を知った後に観ると違う発見があって面白くもあるのだがそれは実際に観てからのお楽しみ。
そのためざっくりした感想になるが、とにかく全て綺麗に繋がってスッキリした。ブータン人の生まれ変わりの話や動物をテーマとした理由、アヒルと鴨の違いとボブディランの「風に吹かれて」もそうかな。それに外国人に分かりやすく日本語を話そうとした経験がある人ならペットショップ店長の麗子の喋り方もしっくりくると思う。語られていない事と言えばラストの椎名と河崎のその後くらいか。それも想像するのはそんなに難しくない。
最後に俳優として登場しているお笑い芸人のハローバイバイ、関暁夫の言葉で締めようと思う。この感想を信じるか信じないかはあなた次第だ。これが言いたいだけ!